コーチング実体験エピソード
美容サロン経営・なかじままな美さんインタビュー
子育てを機にコーチングを学ばれ、ご自身のサロン開業時にコーチングセッションを受けていたことで「行動がスムーズに進んだ」「思考癖が変わった」という、経営者のなかじままな美さん(札幌在住)。コーチングについての経験や実感などお話を伺いました。(2020.11.27)
———コーチングセッションを受けたきっかけについて教えてください。
サロンを開業すると決めて、実際に開業するまでのタイミングで(現理事の)あかりさんにお願いをしたんですけど、すでに私はコーチングの良さや効果はわかっていて。もともと受けたいとは思っていました。
というのも、昔エステサロンに勤めていた時に、人材教育のコンサルティングの方がいて。私はそのエステサロンに未経験で就職したんですけど、2年目からリピート率1位になったんですね。
その時はコーチングのことを知らなかったんですけど、あとから子育てを機にコーチングを学んで、手法とかを知った時に、「(エステサロンに勤めていたときに人材教育として受けていた)あれって、コンサルや面談が、コーチングだったんだ!」って気づいたんです。
具体的な成果がコーチングによって上がっていたから、「コーチングって成果が出るものなんだ」って身をもって体感していたので。”コーチングしてくれる人を探している”という状態でした。
自分の中でとにかく考える事が多すぎて、やることも多すぎて。
当時あかりさんのブログを拝見したときに、「今自分に必要なのは確実に思考整理だな…!」と思ったのがきっかけでした。
あかりさんのセミナーに行って、そのあと体験セッションを受けて、継続コーチングをお願いしました。
私は気質的に、行動量が多いから、普通に生きていたら思考がとっちらかっちゃうタイプで。
ぐちゃぐちゃになりやすいというのはわかっていました。
だから行動の優先順位を明確にしないと進めないな、と必要性を感じていたし、一人ではできないな、と思ってサポートしてくれる方を探していた感じです。
———コーチングを受けて、良かったことはどのようなことですか?
目的だった「思考整理」という部分で、自分の頭の中だけにあったことが整理できて、取り組むべきことが見えて、次はこれをやって、っていう道順が整理されて。そうするとやる気も出るし、「これやればいいんだ」ってモチベーションも上がるから、やらなきゃいけないことが片づいていった。スムーズに進んでいたことはすごく感じていました。
自分にはできないことはいっぱいあって、「何でできないんだろう」と自分を責めるような思考がもともと強かったんです。
もしコーチングを受けていなかったら、そもそもそういう自分責めの思考になりやすいから、思考整理どころかそっちの思考に支配されて、何もできない。投げ出したくなっていたと思います。
でも今は、”放っておくとそうなる”っていうことが自分でわかっているから、「花粉症になる前にお薬飲んでおこう」みたいな(笑)、「そうなりそう。だから必要。」っていう感じです。
それと私は長女で、「できなきゃいけない」「1人でやらなきゃいけない」という思いが強かったり、もともと負けず嫌いだから、人と比べちゃう。
でも “自分の中に答えがある” という考えが根付いてきたら、外と比べなくなりました。
自己理解も、コーチングを学んでから深まりましたね。
前は、(誰かや何かを)真似してやろうと思うんだけどうまくいかない、という感じでした。
外に答えを求めていたときはうまくいっていなかった。
あかりさんにコーチングをしてもらうことで、自分の中から答えをみつけようとする癖がついていったんですよね。
まさに、「思考癖が変わった」。定期的にコーチングを受けることで。
セルフコーチングの癖もつきましたし。
コーチングじゃなければ、苦しみながらやっていたかもしれない。
楽しいと思えていなかったかもしれない。と思います。
やることや優先順位が明確になって、一個一個 “ミッションクリア” っていう感じだから、楽しくできたんです。
———ご自身にとってコーチングセッションとは、どのような時間でしたか?
片付けができなくて、ぐっちゃぐちゃになったクローゼットから、1回中身をざーっと出して、整理していくような。いらないものは捨ててとか、掃除した後のすっきり感(笑)。
だからすごく心がすっきりするっていう。
すっきりしたら動きやすいし、いらないものを捨てていて余白もできているから、そういうときのほうが必要な情報がすっと入ってきたりもしますしね。
頭がいっぱいのときって、それ以上、自分が受け入れ態勢じゃないから…。ムダな情報で支配されている。
でもコーチングを受けることで「脳に余白ができている感じ」・「いい情報をキャッチしやすい状態」でした。
あかりさんは、実際に整理収納アドバイザーの資格も持っていらっしゃるけど、”心の整理収納アドバイザー” というか。自分1人じゃできないことを、本当に必要な、そのときに必要な分、サポートしてくれる感じがします。
私自身も日頃ビジネスの相談を受けている中で、コンサルをつけていたことがあるという人から話を聞くと、自分の軸が定まっていなくてその状態でコンサルを受けちゃうと、情報過多になって苦しくなっちゃう人が多いんですよね。
コーチングは、整理されて、今必要なことだけが残るから、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」ってならない。
よく(苦しい人は)ブレーキとアクセルを一緒に踏んでいる状態になりがちなんですけど、そのブレーキが外せる感じ。あかりさんのコーチングを受けると。
———日々の中で、コーチングの効果を感じられるのはどのようなことですか?
子どもが大きくなってきて、対話ができるようになったんですけど。
子どもへの声掛けっていうのは、”コーチングを受けていなかったらこんな会話になっていなかったな” っていうのが結構ありますね。
「答えがその子自身の中にある」っていう意識だから、過干渉になったり、選択権を奪ったりしていない。
でもきっとその概念が(自分の中に)なかったら、していたと思うんです。
娘は、自分の気持ちを表現することに抵抗がなく、すごく素直に感情を伝えてくれるんですよね。
逆に自分は子どものとき、思っていることを言えないタイプだったので…。
子育てしている人は絶対に、「必須スキル」と言っていいと思っています。
子どものためっていうより、自分のため。コーチングマインドを知っておくと、ムダに怒ることや、イライラが減る。親側の気持ち的にラク、なんですよね。
子育てが苦しい人って、「全部自分がこの子のために何かしてあげなきゃ」「この子のためになるから」「この子を失敗させないために」と人生を背負っちゃっている。そりゃ苦しい。
コーチングのマインドがあると、問題の区別(認識の線引き)もできるし、「答えは本人がもっている」という信頼もし合えるようになるからすごくラク。
仕事では、スタッフを育成するということにもチャレンジしているので、その面でもコーチングの重要性を感じています。
「答えは相手がもっている」というスタンスで接するのと、こちらがすべてを指示する状態でやるのではやっぱり全然違いますよね。
結局、本人が考えて自発的に動いてくれたほうが、結果的にラクになる。
こちらが思いつかなかったようなことも発言してくれる。
ただ指示するのでは、本人が「こうしたほうがいい」と思ってくれていることも言えないと思うので。
スタッフも「サロンのためにどうしたらいいか」を考えられるような関係性をつくることができています。
それから人材育成という部分では、スタッフも増やしていきたいと思っています。
自分がプレイヤーとして動いていなくても回るような組織づくりをしていきたいと考えている上で、コーチング的な考え方やコミュニケーション法は絶対必要だと思うので、活かしていきたいです。
———パーソナルライフコーチングをおすすめしたいのは、どのような方ですか?
全人類ですけど(笑)必要じゃない人はいないと思ってますけど、”特に” で言うなら『繊細気質な人』。
人の気持ちに寄り添い過ぎて、問題の区別ができなくなっている人。
「夢や目標、叶えたいものがあるけどうまく進めていない」って感じている人。
そして、考えすぎちゃう人。
私も、考えすぎて。最近、自分の気質に気づいたんですが、”行動量が多いけれど気質が繊細”という、私みたいな人は絶対に思考整理した方がいいですね。
それから、自分でビジネスをしている人。
そういう人は自分の感じていることや思っていることをアウトプットする場所がないと思う、でもアウトプットしないと絶対パンクしちゃうので。
たとえば仕事能力はあって、自分で「やればできちゃう」から、人にアウトプットするっていうことを、それを “負け” だと思っている人も結構いるはず。
”弱みを見せられなくて、「悩んでる、困ってる」と人に言ってはいけないっていう思い込みがある”…
私がそうだったんです。「1人でなんとかしなきゃ」「できていなくちゃいけない、できる自分じゃなきゃいけない」みたいな。
その抵抗から抜けられたのはなぜかといったら、「あかりさんだから」。
コーチをやっている人は他にも知っていたけど、継続的にコーチングを受けようと思ったのは、あかりさんだからで。
というのも、”コーチだけど、フラットじゃない人”って結構いて。これまでもコーチという人には出会ってきたけど、ジャッジをしたり、物の見方がフラットじゃなかったり。それが見えたから、お願いしたいと思わなかった。
あかりさんは、物の見方にジャッジが入っていない方で、体験セッションのときにしてもらった質問も、絶対自分1人じゃ出てこない質問だったから、すごく気づきが多かったです。得るものが多いと感じました。
あと、シンプルに考え方とか生き方とかが好きだから。
”こういう人になりたいな” という尊敬や憧れみたいなものがないと、受けたいなと思わなかった。セミナーや体験セッションの中で、シンプルに好きって思っちゃいました。
あかりさんは、物の見方にジャッジがなくて、フラットにコーチングしてくれる。
それにコーチングを受ける中で、あかりさん自身に”コーチング愛” みたいなものがすごくあるんだなと思って。
コーチングっていうものをものすごく信頼していて、それを使って色んな人を良くしていきたいと願っている、そんな”コーチング愛” をとても感じました。
まな美さんからのメッセージ
協会の設立は、待ち望んでいた方も(私を含め)多いと思うので、
あかりさんのエッセンスの入ったコーチングというのが、これからもっと伝わっていくことを楽しみにしています!
まな美さんの今後益々のご活躍も、協会一同楽しみにしております!インタビューありがとうございました!
なかじままな美さんのサロンはこちら コガオファクトリー円山店