”この人のこんなところが嫌いだ、不快だ。”
そう思うことは誰しもあるかと思います。
とある一件を機に人との付き合い方を考え直したり、
もう相手と関わるのをやめた、という経験をした方もいるでしょうか。
でも、家族、職場のチーム、ママ友など、
今すぐには、そして簡単には、関係を断ち切れるわけではない間柄の場合、
関係を断ち切らなくても、少し自分の心が楽に穏やかになれたら良いですよね。
そのための方法のひとつは、
自分が見ているのは、その人の外側に出てきたほんの一部分でしかない
と思うことです。
「こんなに嫌な面を見せられた!!」
「いい人だという噂だったのに、全然そんなことない!」
実はそのように感じさせられることは、
「物事も人も、多面的である」という考え方に即して考えれば当然のことでもあるんです。
一面的な人というのはいませんし、すべての人には多面性があります。
ある人から見ればすごく優しくて良い人でも、
別の誰かから見れば冷たくよそよそしい人に映るかもしれない。
相手のことをどう感じるかは、自分の思考のフィルターしだいでもあるし、
相手の言動は、自分の言動に対する反応であるという面もあります。
だからこそ、
相手のいい面を見せてもらいたかったら、自分がその面を引き出す磁力になろうと思うこと。
そして自分も、ある一面だけを見て全体像にレッテルを貼るのではなく、
「自分には見えていなかったけど、他に素敵な一面として拾えるところはないだろうか」と考えてみる。
こうした視点を持っているだけでも、人間関係を破綻させることなく円滑にコミュニケーションを図りやすくなりますよ。
何より、自分の心が楽になります。
不快な気持ちに対するアプローチはもちろんこれだけではないですが、
今日はそのうちの一つの視点をお伝えしました。
怒りや不満に苛まれて苦しいときは、まずは「嫌いだ」「不快だ」というネガティブな感情にフォーカスすることから離れて、意識的に視点を選んでみてくださいね。
執筆:
PLCA認定パーソナルライフコーチ Chiaki
監修:
PLCA代表理事 上村あかり
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